日本人は栄養過剰で栄養失調
日本人は栄養過剰で,なおかつ栄養失調だと言うのです。 広く知れ渡った認識ではないかも知れませんが,事実なのです。
五大栄養素という言葉をご存知でしょうか。
炭水化物,タンパク質,脂質,ビタミン,ミネラルが五大栄養素です。 炭水化物,タンパク質,脂質は三大栄養素,ビタミン,ミネラルは副栄養素とも言います。 日本人の場合,三大栄養素のカロリー源となるものは摂り過ぎですが,副栄養素の摂取量が不足しているというのです。 日本人で起きている栄養失調はビタミンおよびミネラルの副栄養素が不足しているために,三大栄養素の一部が燃焼せず体内にカロリーが蓄えられて起きます。 その結果,肥満の人が増えるのです。
肥満の人は栄養過剰だと思っていたのでしょうか,実は栄養失調でもあったのです。
肥満になったばかりの頃はまだよいのですが,その状態が10年,20年と続く間に糖尿病,高脂血症や高血圧の生活習慣病になってしまいます。これらの四つの病気は同時に起こりやすく,さらに心筋梗塞などが起こりやすくなることから,墓場に一歩一歩近づいていく「死の四重奏」と呼ばれております。
これらの四つの病気の内,主役を演じるのは肥満です。体重が増加すると糖尿病の危険率は増加し,体重が減少すれば糖尿病の危険率は低下します。 体重を減らすことによって,糖尿病,高血圧,高脂血症など肥満に関連して生じる病気が改善することが知られています。
このような生活習慣病にならないためには,食習慣を改善し,運動をして身体を動かす習慣を身につけることが重要です。
しかし,これが簡単にできないから大変なのです。 現代人はとにかく忙しく,自由な時間があれば,運動する前に休養
した方が良い人が多いのです。 食習慣も昔のようにたっぷり時間をかけて料理していた時代のようには行きません。当然外食も増え,副栄養素に富んだ食事をする回数は減ってしまいます。
サプリメントで副栄養素を補い,さらに「死の四重奏」を予防するためのサプリメントを使用することは,忙しい現代人にとっては
必要不可欠なことかも知れません。
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